不動産を売却する時には、そろえておかなくてはいけない書類がいくつかあります。
用意できなくても問題ない書類もありますが、中にはそれがないと売買が成立しないほど重要なものもあります。
売却手続きがスムーズにできるよう、以下の書類をしっかりそろえておきましょう。
不動産売却時に必ず必要な書類
売却の予定ができたら、すぐに書類を集めましょう。
余裕を持って準備をしておけば、売却が成立するまでの時間を短縮することも可能になります。
必ず用意しておきたい書類はこちらです。
1:身分証明書
2:実印
3:印鑑証明書
4:住民票(登記上の住所と売主の現住所が異なる場合)
5:登記済権利書、または登記識別情報
6:固定資産税納税通知書、固定資産税評価証明書
マンションの売却時には、これらの書類に加え、以下の2点が必要になります。
・マンションの管理規約、使用規則などの書類
・マンションの維持費等の書類
また、戸建の売却時には、以下のものも必要となります。
・土地測量図、境界確認書
・建築設計図書、工事記録書など
マンションか戸建かなど、不動産の形態によって、必要な書類が異なってきます。
できるだけ多く書類をそろえておけば、不動産屋にチラシや資料を作ってもらうときに役立ちます。
数多くの書類をそろえるのはなかなか面倒ですが、買い手に有益な情報を多く開示することにもつながり、ひいてはより高く不動産を売却するのにも役立つのです。
任意ではあるが、そろえておきたい書類
以下の書類は、必ずしも必要ではありませんが、できればそろえておきたい書類です。
・ローン残高証明書・耐震診断報告書・購入時のパンフレットや資料
・その他、売主が保有している売却不動産に関する書類
最近は地震に対する意識が高まっていて、多くの人が建物の耐震性に関心を持っています。
耐震診断などを受けるかは任意ですが、耐震性がはっきりしている建物ほど、買い手も安心して購入してくれるでしょう。
また、アスベスト使用に関する調査や、地盤調査、住宅の性能に関する書類などは、不動産の付加価値を上げてくれます。
少しでも高く売りたい人はぜひ、これらの書類がないかどうかしっかり確認しておきましょう。
不動産の売却には時間と根気が必要です。
早めに良い買い手がつくように、万全の準備をして臨みましょう。