
仲介を依頼する不動産会社が決まったら、担当する営業マンとより良い関係を築けるよう努力することも大切です。
専門家に任せておけば安心、と不動産会社に丸投げしてしまう売主さんもいますが、それはおすすめできません。
営業してくれる人はどんな人か、知識や経験は豊富かどうか、信頼して物件を任せられるかどうかなど、知っておきたいことはたくさんあります。
どのように営業活動をしていくかということも、あらかじめ希望などを伝えて意思疎通をしておくと安心です。
担当する営業マンのタイプを知ろう
担当者が決まったら、ある程度時間を取って顔合わせをしておきましょう。
もし物件と離れた場所に住んでいて親戚などに代理を頼む時は、代理人も含めて顔合わせをしておく方が良いでしょう。
このとき、チェックしておくと良いことが以下の項目です。
①税金のことを聞いてみる
物件が売れたときの課税額など、即座に具体的な数字を答えられることが当然です。
もし曖昧な返事が返ってきたり、「調べておきます」などと時間をおく場合、売却案件に慣れていない営業マンなのかもしれません。
②法律のことを聞いてみる
こちらも①と同様、不動産を扱う職業では知っていて当たり前の項目となります。
不動産売却時に起こりうるトラブルや、それに対する解決策など、スラスラと答えられる営業マンなら安心です。
③経験について聞いてみる
これまでにどれくらいの契約を成功させたか、どんなケースがあったか、ぜひ聞いておきましょう。
経験が豊富なほど、さまざまなケースに対応できる頼もしさがあります。
戸建が得意、マンションが専門など、個人の得意不得意もありますので、さりげなくリサーチしてみましょう。
④営業活動について聞いてみる
依頼した物件をどのように売り込んでいくか、営業手法について聞いてみましょう。
宣伝方法などに希望があれば、伝えておくと良いでしょう。
⑤地域情報について聞いてみる
やはり土地勘のある営業マンの方が、より効果的な売り込みができます。
学区域がどうか、物件の周囲環境はどうかなど、売主に聞かなくても知っている営業マンは売却時に心強い味方になってくれるでしょう。
営業マンとのパートナーシップ
もし不安や不満があれば、担当営業マンを変えてもらうことも可能です。
気が合わない、信頼できないという人に担当してもらっては、売却活動もスムーズにいきません。
良い営業マンとめぐり合えたら、信頼関係を築けるよう、売主としても努力することが肝心です。
営業活動は今どのような進み具合か、物件のメンテナンスはどうかなど、自分から売却活動に参加・協力していきましょう。
不動産物件は、待っていたら売れるものではありません。
売主なりに、物件が売れるよう努力する必要があるのです。
ときには、耳に痛いことも受け入れなくてはいけません。
例えば値下げの必要性や、営業活動にもう少しお金をかけるなど、実際に現場を担当する営業マンからの申し入れに耳を傾けることも大切なことです。
多額のお金が絡むことですから、不動産会社の言うことを全て受け入れるのは危険ですが、担当者と信頼関係を築いておけば不安要素も少なくなります。
営業マンとしても、売主と風通しの良い関係が築けていれば、熱意を持って物件を売ってくれることでしょう。
結果、不動産をより高く、より早く売ることが可能になるのです。

購入希望者にとって、中古住宅の魅力はその安さ。 しかし、「安物買いの銭失い」という言葉があるように、ただ安い買い物をしただけでは損になることも。 買い手にとって、中古住宅は安くても質が良いのが前提です
「広めの土地を持っているものの、全部は売りたくない」。 「子供や孫に譲りたいから、一部だけ売りたい」。 こんな風に思う人がいるかもしれません。 しかし、その考えは意外と難しいのです。 土地を分割して売
近年、不動産のリノベーションについて、多くの人が関心を寄せるようになっています。 特に中古マンションのリノベーションは雑誌などで特集が組まれ、メディアでも度々取り上げられています。 そこで、手持ちの不
道路は誰のもの?物件が接する道路についての確認事項
広い土地はどうやって売る?知っておきたい売却の基礎
不動産に付加価値をつける為には!
不動産売却時の境界確認はなぜ必要か
何が違うの?不動産の「売買」と「贈与」の違いとは
物件の価値を左右する、「環境瑕疵」とはどんなもの?
家を売るのにもお金がかかる?不動産売却に関する費用
売れない土地とその原因
日本の住宅事情を変えていく、「空き家ビジネス」とは
一棟丸ごと買い取りも。リノベーション会社に売却するという選択