「売りたい」と思っても、すぐには売れないのが不動産売却の難しいところです。
納得のいく売却を成功させるためには、時間と根気が必要になります。
査定から売却成立まで、意外と知らない一連の流れについて、詳しくご紹介します。
不動産売却の流れ
土地や建物、マンションといった不動産を売る時には、以下のような流れになります。
1:売却を考えたら、相場を参考に売却価格を決める
2:不動産屋を探し、査定を依頼する
3:仲介を依頼する不動産屋を決定する
4:売り出し価格を決め、実際に売り出す
5:購入希望者と交渉する
6:売買契約成立
7:不動産の引渡し
不動産は大きなお金の動く売買ですから、手順も多く、各プロセスに要する時間も長くなります。
売却の成功まで、短くても半年、長いと1年以上の時間が必要となります。
できるだけスムーズに売るためには、売却を考えたらすぐにでも動き出すことが大切です。
また、4と5の段階にはある程度時間をかけて吟味しましょう。
不動産屋選びは売却の成功を左右するほどの重要事項で、良い売買を行うためには良い不動産屋をパートナーに選びたいところです。
査定価格やネットでの評価だけで決めてしまわず、最終的な判断の前にはしっかり顔を合わせてから不動産屋を決定しましょう。
仲介してもらう不動産屋が決まれば、後の流れは任せる場面が多くなります。
ただし、購入希望者との話し合いや内覧に立ち会うなど、積極的に参加したいシーンも残っています。
気をつけたいポイント
不動産を売却するにあたり、気をつけておきたいのはスピードと思い切りの良さです。
売ろうと思ってから実際に売れるまでは長丁場となるので、あまり時間をかけすぎるとモチベーションが下がってしまいます。
売ろうという強い気持ちがないと、売り時を逃したり、良い購入希望者を見逃してしまうかもしれません。
ときには、売り出し価格を値下げする必要もあるでしょう。
損をしたくないという気持ちから値下げを渋ると、いつまでも売れないという可能性もあります。
多少の損を含んでも、良い買主を見つけたらすぐ売却する、という思い切りの良さも大切です。
多くの人が、あまり経験することのない不動産売却。
大まかな流れと必要な時間を知っておき、覚悟を決めて行動に移すことが成功の秘訣だといえるでしょう。