価格にも「トレンド」?売り時の波に乗り遅れないためのポイント

ファッションやニュースには流行り廃りがありますね。
流行に敏感な人ほど、いち早く情報をつかまえて上手にその波に乗っていきます。
実は、不動産売買を成功させたいときにも、「トレンド」を押さえることが重要です。
乗り遅れると、損をしたり売れなかったりする可能性も?

不動産価格の「トレンド」という考え方

不動産市場は長期的な視点が必要で、初心者にはなかなか動向がつかみにくい一面があります。
人気の土地や建物の形態など、専門家でも先読みの難しい業界。
しかし上手に「トレンド」を読むことができれば、不動産をより高く売ることも可能になります。

不動産の「トレンド」を知りたい時には、シンクタンクが出しているデータを参考にするという方法があります。

例えば東京カンテイでは、全国のマンションや土地の価格に関するデータをまとめ、定期的にレポートとして発行しています。
価格の動向を晴れや雨などの天気図で表現し、その土地の「トレンド」がどのような状況か一目でわかるようになっているのです。

さらに、不動産経済研究所では、市場供給予測をプレスリリースで公表しています。
価格上昇傾向や市場の推移についてわかりやすくまとめられ、こちらも「トレンド」を把握しやすい情報が掲載されています。

「トレンド」を見方にして売買成立を目指そう

売り時・買い時の判断は非常に難しいのですが、ある程度の予測や「トレンド」を見ることで、目安が付けやすくなります。
急ぎの売買でない場合は、市場の推移を見守りながら売却活動を進めるという手も有効かもしれません。
もちろん、素人判断はリスクを高める可能性があるので、不動産の専門家の意見を聞きながら活動を進めることをおすすめします。

価格という目に見えない生物を扱うからこそ、細心の注意と慎重な判断が必要です。
「トレンド」は大きな決断をするときの、良い判断材料になってくれるでしょう。
今回は、意外と知らない不動産価格の「トレンド」についてご紹介しました。