
これまでの数十年、不動産は都市圏近郊をメインに展開してきました。
例えば都市近郊に大きなベッドタウンが造られ、ファミリー層は手頃な価格で通勤圏にマイホームを購入する、という流れがありました。
しかし近年、不動産業界は「都心回帰」の流れが生まれつつあります。
今後の市場動向にも影響すると見られるこの流れについて見てみましょう。
なぜ今、都心回帰なのか?
日本は今、少子高齢化が加速し、人口が減少し始めています。
30年後には空き家が多くなり、地方部での人口過疎が深刻になると予測されています。
そんな中、今の不動産の流れは「都心回帰」。
実はこれは、人口の流れでもあるのです。
これから全国的に人口が減っていく中で、今までは都心から流出していた人の流れが、都心に帰ってくると考えられています。
病院や学校といった公共施設はこれまで以上に都市部に集中し、都心に住みたいという人が増えると予想されているのです。
実際、地方部での不動産価格は低下している一方で、都心部での不動産価格は上昇を続けています。
東京オリンピックへの期待や、それに伴う環境整備などの影響もあり、今後も都心部の不動産は人気が高まると考えられるのです。
都心で人気の不動産の条件とは
都心にあれば人気物件になるかといえば、そうとは限りません。
都心にあっても高く売れる物件と、そうでない物件に分かれてくるのです。
その条件とは、以下のようなものが挙げられます。
・最寄り駅からの距離
・周辺環境
・利便性
・物件の管理状況
例えば同じ東京都内にある物件でも、市部にある物件よりは23区内の物件の方がより高く売却できます。
また、同じ区内でも、駅から遠い物件よりは、駅に近い物件の方が価値が高くなります。
築年数の浅い物件ほど高く売れるというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は、中古物件を購入する人は築年数より駅からの距離を重視する、というデータもあるのです。
中古物件の最大の魅力は手頃な価格と、新築では叶わない好立地。
だからこそ、都心の便利な土地にあり、管理の行き届いた物件ほど、今後も高い価値を維持できるのです。

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